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 先日、ご質問の中に年末までの見通しについてのご質問がありましたので多少の分析と相場観をコメントしたいと思います。

 今年も11月のオプションSQも通過し、残りの立会い日数も33日となりました。
年初に想定したレンジは古い記事に残っていると思いますが19000円~16000円でした。年初は専門家の想定での高値20000円~21000円どころが多かったように思います。高いところでは23000円くらいまではあったように記憶しています。

 ここまでのところ年初の始値17350円からはほぼ2000円下落の水準となっています。
まだ12月も残っていますので、「掉尾(とうび)の一振」、12月の最後の上昇をまだ期待されるかたも多いかもしれません。

今年の高値18320円、安値15230円<日経平均 高値18300円(2.26)、安値15262円(8.17)>値幅3090円です。
値幅の3090円は過去の平均でも少ないほうです。今年1年BOX相場とも言えそうです。
ただ、今は最安値圏ですので下への値幅拡大余地は、まだ残っています。
CMEで週末15060円をつけていますので、今後もし15000円を割ることがあれば、日経平均ベースで昨年つけた安値の14218円(日経平均終値ベース、ザラ場14045円、先物終値14270円、ザラ場14020円)がまずは意識されそうです。

■今年を入れて過去10年の9月から12月までの騰落を見てみました。

年度 09月10月11月12月 年間騰落
98  ×  △  ◎  ×  ×          
99  △  ○  ○  ○  ○         
00  ×  ×  △  ×  ×          
01  ×  ○  △  ▲  ×          
02  ▲  ×  ○  ×  ×         
03  ▲  △  ×  ○  ○          
04  ×  ▲  △  ◎  ○         
05  ◎  △  ◎  ◎  ○      
06  △  △  ▲  ◎  ○      
07  △  ▲         

 記号はイメージでご理解いください。99年、05年は急上昇の1年を象徴する動きの年後半でした。
全体的には、概ね12月はその年の流れに沿っています。
年間騰落では、ものの見事に一致しています。12月上昇の年は年間も上昇、または下落の場合は下)もちろん年間の平均値にいれば12月の騰落が年間騰落を左右しますので連動する可能性は高くなります。ただ10年全てになると、市場心理や、構造的にそうなる要因もあるのかも知れません。
 もう一つは、11月・12月は逆になるパターンが多い傾向がありそうです。99年と、05年は急上昇の年でトレンドが明確に出ていますが、その他の年は11月陽線なら12月陰線となっています。また11月が勝率が7勝2敗と比較的高いことがあげられそうです。
10年とサンプルが少ないので多少の参考程度にしかなりませんが。

今年は過去4年上昇してきての転換点でも不思議はなさそうです。特に昨年の陽せんも年末に何とか逆転してのギリギリの陽線せすからその辺にも今年の兆候があったのかも知れません。
今年、年間陰線だとすると12月は厳しい可能性もありそうです。過去10年11月・12月両方ともにの陰線はありません。今年に当てはめると11月陰線ならば12月陽線ですが、11月後半急上昇して僅かに陽線に転換して12月陰線がシナリオ的には全てのアノマリーに合致します。
短期間の分析ですが、11月にはファンドの決算があったり、外国主要企業の12月決算があったりと、それなりに、需給要因等が反映しやすい期間ではとも思います。
売ってた向きは買い戻し、買ってた向きは利益確定。来年向けての期待が高い時はホールドで他の市場(世界の)で調整。そのあたりが11月、12月のある程度の規則性に反映しているのかも知れません。株価を左右する一番の要因は大きな資金の需給の要素が大きいの事実です。

当然株価を左右する要因は需給以外にも多くありますが、ベースは経済背長への期待と懸念です。各年度のそこませの分析はできていませんが、今年は昨年以上に懸念が大きいのはみな思っているところではないでしょうか。

いままで市場関係者がいつかは出ると思われいたサブプライム問題、何れ問題になることは何年か前から言われていたことのようです。おそらく金融関係者が一番よく知っていたのかもしれません。金融関連の問題は市場への影響力はやはり大きいことを思い知らされたここまでです。市場経済の血液循環のハブ的役割を担う金融機関の業績悪化は、目に見えないところでも影響が出てくるのかも知れません。金融機関のリストラも盛んに発表されています。人はやはり企業の発展の源、今後成長へは時間がかかるかも知れません。
欧州でも先日2008年の経済成長率を下方修正しています。インフレ予想は上方修正。米国も先んじて経済成長は下方修正していたと思います。原油高を筆頭に資源高もインフレ圧力の一つです。
 原油は投機資的との声も聞かれます。需給を材料に高値が維持されているようです。世界経済とりわけ、新興国の成長が背景にははあります。
中国・インドをはじめとする新興国の成長には今のところかげりは見えていないようです。
ただ、今後米国市場の景気減速がその辺の企業に影響が出ないかも注目されそうです。

今の原油高はあるいは、第2ステージに入る準備なのかも知れません。今後原油の暴落が起きればいろいろな次のシナリオが描けそうです。

 肝心の今後の相場展開ですが、いつもながら正直わからないが本音のところです。
短期的には、ここまでの急落は、市場全体は落ち着いている中での、意図的な下落、ファンドの決算等に絡んだ動きのように思いますので、買戻しや価格水準からの自立反発は11月中にはあるのではと思います。12月10日のFOMCの利下げに期待も集まるでしょうし、後半から12月のFOMC近辺までは年末高期待を煽ったり雰囲気を変えるような場面もあるのではとおもいます。ただFOMC通過後(利下げ、あってもなくても)後半は軟調で推移するのではとも思います。
その間、原油価格の動きや、金融機関の更なる爆弾の可能性も注目していたいところです。

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コメント
この記事へのコメント
青山樹 様
詳しい分析ありがとうございました。
年末に向けて上昇すると言う季節性アノマリーも、
こうやって見るとかなりバラツキがあるようですね。
とても勉強になりました。
もしかしたら、日経は本格的下降トレンドに突入している危険があるので
注視していこうと思います。
2007/11/11(日) 16:31 | URL | ひろ #-[ 編集]
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